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ミャンマー国内避難民へ50個寄贈(1)

2021年2月1日のクーデター以降、ミャンマー各地で多くの避難民がタイ国境へと逃れています。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国際NGOの支援は、国内避難民にはほとんど届かず、タイ側に住むミャンマー人市民ボランティアが窮状を見かねて食料を届けている状態です。
長年ミャンマー支援を行っている日本ビルマ救援センター(BRCJ)は支援金を送金し現地に食料を届けています。
BRCJ代表の中尾恵子さんがタイ・ミャンマー国境のカレン避難民の村(避難民数約1,000人)の学校へ直接支援物資を届けるとのことで、CARRY THE SUNも届けていただきました。

8月11日にメソットの大型スーパーマーケット・マクロで米、食用油、塩、ラーメン、洗濯洗剤、歯磨き、歯ブラシ、子どものために色鉛筆セット等を多数購入しました。
翌日の12日は早朝4時にメソットの市場に行きました。
早朝に市場に行く理由は、Bランクの野菜が安く買えるからです。
曲がったキュウリや不揃いの葉物野菜、タマネギ、にんじん等多くの種類を購入しました。

車2台に支援物資を積んで1時間ほど国境に沿って南下しました。
11日の夜間に大雨が降ったため、お寺に集まっている人びとの力を借りて、支援物資を4WDの車に移しました。
支援物資はもともと川から「ボートに載せて届ける」を想定していましが、大雨で川の水量が増し、予定していた支援ルートを変更することになりました。
急遽、陸路で運ぶことになり、4WD車が通れるぎりぎりのところまで行き、そのあとは泥濘の道を歩いて行ったそうです。
こうして1000人の避難民の待つキャンプに1か月分の食糧と生活必需品、そしてCARRY THE SUNを運びました。

当日はカレン民族の祭り(Wrist Tying)の日で、お寺に行っていた子どもたちが戻ってくる頃でした。
学校の前で出会った子どもたちに使い方を説明し、手渡すことができました。
帰りの泥道を戻る時間を気にしながら、わずかな時間でしたが子どもたちとの交流もできました。
CARRY THE SUNの使用後の感想は再び支援物資を運ぶ現地のニューブラッドセンターの方々にお願いしています。

*国軍攻撃という性質上、避難キャンプの場所や地名など詳細情報は記載できないことをご理解ください。