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南スーダン国内避難民キャンプからお礼の声が届きました
2021年9月に、認定NPO法人Reach Alternatives(REALs)様のご協力を得て1000個のキャリー・ザ・サンを寄贈した南スーダンの国内避難民キャンプから、お礼の声が届きました!
南スーダンは2011年にスーダンから独立以後、武力衝突により現在でもいまだ不安定な状況が続いており、2021年時点で人道支援を必要とする人は約830万人にのぼります。(総人口1,075万人の7割以上)
2020年の6月から準備を始めた本プロジェクトですが、コロナ禍によって物流制限など不測の事態に巻き込まれ、紆余曲折の末、翌2021年3月になんとか現地へお届けすることができました。しかし、すぐには配布されず、現地コミュニティ内に争いごとを招かないよう慎重に配慮された配布基準を定め、誰もが納得する「本当に必要とする人々」の手に渡り始めたのが同年9月でした。
(画像提供:REALs)
あれから1年…
キャリー・ザ・サンを受け取って日々使ってくださっている方々からお礼の声が届きました!
みなさまがお贈りくださったキャリー・ザ・サンが現地でどのように役立っているかご紹介します。
■モニカ・セオフィラスさん(女性/グンボ国内避難民キャンプ)
「小学校に通う子どもたちはこれまで灯りがなかったため夜に勉強することができませんでしたが、キャリー・ザ・サンのおかげでテストに向けた勉強を夜でもできるようになりました。
育児においても、親たちはこれまで真っ暗なところで行っていた赤ちゃんのおむつ替えを、手早く、清潔にできるようになりました。
キャリー・ザ・サンを届けてくださり、私や子どもたちを支援してくださった日本のみなさまとランドポートさんに感謝しています。ありがとうございます。」
(画像提供:REALs)
■アルビノ・ウライさん(男性/グンボ国内避難民キャンプ)
「この地では家の中に危険な虫が入り込んでくることが日常的にありますが、灯りのおかげで夜でも侵入に気付けるので、家族や自分の身を守ることができるようになりました。
また、キャンプには共用のトイレしかなく、街灯もないためあたりは真っ暗で、道中やトイレにはヘビや虫のような危険な生物がいることがあります。しかしキャリー・ザ・サンの灯りがあれば、そのような危険を避けることができます。
「灯り」は私たちの日常生活を変え、それを継続的に支えてくれる、貴重な支援です。キャリー・ザ・サンを贈ってくださった日本の方々とランドポートさん、本当にありがとうございます。」
(画像提供:REALs)
電気インフラの不備によって生じる不便さを多少なりとも解消し、南スーダンの国内避難民キャンプで暮らす方々の日常のお役に立っていることを、私たちも嬉しく思います。
改めて、みなさまのご理解とご協力に感謝いたします。そして「暗闇を明るく照らし、人々の心も温かく照らす“灯り”」を必要とする方々へ届けるため、今後も引き続き取り組んで参ります。
※ご関心を寄せてくださった方へ
「キャリー・ザ・サン」を通じて電気インフラの整わない地域、災害の発生した地域を支援していただけるページはこちらにご用意しております。
■CARRY THE SUN 支援モデル