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パキスタン・カラチ市のスラム地域に太陽の灯りを。向学心に富む子どもたちへ明るい夜を届けよう。

2023年8月28~30日の間、パキスタンで「ベンガリー」と呼ばれる無国籍の子どもたちの研究・支援をされている東洋大学の小野道子准教授と共に現地を訪れました。

「ベンガリー」とは、インドを隔てて東西に分かれたパキスタンのうち、東パキスタンがバングラデシュとして独立したことで、国籍や市民権取得の問題に悩まされている人々です。
現在のバングラデシュ出身者やミャンマーのアラカン地方の出身者(「ロヒンギャ」とも呼ばれています。)です。
定められた条件を満たしてパキスタン国籍を得た人もいれば、条件を満たすことができない人はパキスタンの国籍を得られません。国籍がないことで国からの身分保障や教育の機会のない子どもが多数います。

ひんぱんに停電するスラム地域の貧困層の子どもたちが少しでも勉強時間を増やせるようにと、ソーラーランタンを現地に届けました。


マリル川の東にあるコーランギ(Korangi)というエリアにはNPO団体と有志の先生方が運営するノンフォーマルな学校がいくつもあり、「ベンガリー」の子どもたちにも、学びの機会が与えられています。

《学校訪問》
■1校目小学校(ZEST154)
コーランギ・クリーク・ロードの路地の奥にある、民家を改装した学校。19家族の子どもたちが細長い教室に男子と女子が左右に分かれ向かい合って座り授業を受けています。授業のあと、弊社代表の傳馬がキャリー・ザ・サンの使い方を説明し各世帯にひとつずつ手渡しました。


■2校目小学校(ZEST 145)
1校目から西寄り、住宅密集地にある学校では20家族の子どもたちが学んでいます。
生徒たちはキャリー・ザ・サンの説明を熱心に聞いていました。

■3校目ミドルスクール(ZEST235)
UMDCロードの東側に古くからある住宅密集地に、就職に必要な資格取得のために10年間学ぶカラチ唯一の学校では19人の女子学生たちが学んでいました。
わたしたちの来訪に合わせて、一人ひとりが手作りの記念品を用意してくださっていました。


《家庭訪問》
親はいる、家もあるカラチの「ストリートチルドレン」。ただ国籍がないために日々道路へ「出勤」せざるを得ない子どもたちです。

ストリートで働く子どもたちの何人もがZESTの学校に通っています。8時起き登校し、学校が終わり夕方6時頃からお母さんと一緒に路上に出かけ、夜10時頃まで交差点で車の窓拭きをして稼ぐのが日課だそうです。

お父さんが身体を傷めて働けず、子どもたちが路上で車の窓を拭いたり、日用雑貨を売ったりして生活費を稼いでいるそうです。

 
事故で体を壊して動けない父の代わりに、子どもたちがそれぞれ会社で働き、末っ子は学校に行かず「ストリートチルドレン」を続けています。夕方5時に家を出て6時から路上で窓拭きや物売りを始め、深夜0時に現場を離れて1時30分に帰宅するという毎日なのだそうです。キャリー・ザ・サンの説明を聞きながら、興味津々の父でした。
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